logo
あなたの歯のお悩みを解決歯科医師が考える理想の口腔ケア

広告に左右されない,本音の歯科情報サイト

専門家コラム2026-06-165

奥歯が欠けた!治療方法・費用・期間をわかりやすく解説

監修:現役の歯科医師

臨床経験をもとに本音でお伝えします|監修・編集方針を見る ›

奥歯が欠けた!治療方法・費用・期間をわかりやすく解説

奥歯が欠けた!治療方法・費用・期間をわかりやすく解説

こんにちは。歯科医師です。

「硬いものを噛んだら、奥歯が欠けてしまった…」「気づいたら奥歯の一部がザラザラしている」――そんな経験はありませんか?奥歯が欠けると、痛みや見た目だけでなく、「治療にどれくらいお金がかかるの?」「何回通えば終わるの?」と不安になりますよね。

このページでは、奥歯が欠けたときの治療法・費用・期間を、患者さんの目線でわかりやすく解説します。

奥歯が欠けたとき、まずどうすればいい?

奥歯が欠けたら、まずは慌てずに次の対応をしてください。

  • 欠けた部分を口の中で触りすぎない(舌や頬を傷つける原因になります)
  • 欠けた歯のかけらがあれば、牛乳や保存液に浸けて持参する(再接着できる場合があります)
  • 痛みがある場合は、市販の鎮痛薬で一時的に対応してもOK
  • できるだけ早く歯科医院を受診する

「痛くないから大丈夫」と放置するのは危険です。欠けた部分から細菌が入り、神経まで進行すると治療が大がかりになります。

奥歯が欠ける主な原因

  • むし歯:内部から進行して歯がもろくなる
  • 食いしばり・歯ぎしり:強い力で歯にヒビが入る
  • 硬いものを噛んだ衝撃:氷、飴、ナッツなど
  • 古い詰め物・被せ物の劣化:境目から欠けることが多い

欠けた程度別・治療方法と費用・期間

奥歯の欠け方によって、治療法は大きく変わります。以下に代表的なケースをまとめました。

欠けた程度 主な治療法 費用の目安 期間(通院回数)
ごく小さく欠けた 研磨・経過観察 保険適用 数百〜1,500円程度 1回
小〜中程度の欠け コンポジットレジン(白い樹脂) 保険適用 1,500〜3,000円程度 1回
中程度の欠け インレー(詰め物)
銀歯・セラミックなど
保険適用(銀歯)3,000〜5,000円程度
自費(セラミック)40,000〜80,000円程度
2〜3回(2〜3週間)
大きく欠けた クラウン(被せ物) 保険適用(銀歯・CAD/CAM冠)5,000〜10,000円程度
自費(セラミック)80,000〜150,000円程度
3〜5回(3〜4週間)
神経まで達した 根管治療+クラウン 保険適用 合計10,000〜15,000円程度
自費 100,000〜200,000円以上
5〜8回(1〜2か月)
歯根まで割れた 抜歯+ブリッジ・入れ歯・インプラント 保険(ブリッジ・入れ歯)10,000〜30,000円
自費(インプラント)300,000〜500,000円程度
1〜6か月

※費用は3割負担の場合の目安です。医院や地域、使用材料により変動します。

保険治療と自費治療、どちらを選ぶ?

「銀歯は安いけれど見た目が気になる」「セラミックは高いけれど自然」――迷う方は多いです。簡単にまとめると以下の通りです。

  • 保険治療:費用を抑えられる/材料が限られる(銀歯・プラスチックなど)
  • 自費治療:見た目がきれい/二次むし歯になりにくい素材を選べる/費用は高め

奥歯は噛む力が強くかかる場所なので、「強度」と「長持ちするか」も大切な判断ポイントです。

放置するとどうなる?

「奥歯だから見えないし、しばらく様子を見よう」と思っていませんか?放置すると以下のリスクがあります。

  1. 欠けた部分からむし歯が進行する
  2. 神経まで達して激しい痛みが出る
  3. 歯が割れて抜歯が必要になる
  4. 噛み合わせが崩れて隣の歯や反対の歯にも影響する

早期に治療すれば、費用も時間も最小限で済みます。

欠けないために普段からできる予防

  • 定期的な歯科健診(3〜6か月に一度)
  • 就寝時のナイトガード(歯ぎしり対策)
  • 硬すぎる食品を片側だけで噛まない
  • 古い詰め物・被せ物は定期的にチェック

最後に:自己判断は禁物です

奥歯の欠けは、見た目以上に進行していることが多くあります。インターネットの情報はあくまで参考にとどめ、必ず歯科医師にご相談のうえ、ご自身の状態に合った治療を選んでください。早めの受診が、結果として費用も期間も短く抑えるいちばんの近道です。


参考情報

  • 厚生労働省「歯科診療報酬点数表」
    https://www.mhlw.go.jp/
  • 日本歯科医師会「テーマパーク8020」
    https://www.jda.or.jp/park/
  • 日本歯科保存学会「う蝕治療ガイドライン」
  • 日本補綴歯科学会「クラウンブリッジの診療指針」
  • e-ヘルスネット(厚生労働省)「歯・口腔の健康」
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。気になる症状がある方は、お近くの歯科医院を受診してください。

⚕️ 医療情報についてのご注意

本記事は一般的な情報提供を目的としており,個別の診断・治療の代替となるものではありません。 症状・治療方針については,必ず歯科医師にご相談ください。 掲載情報は執筆時点のものであり,診療内容・費用・制度は変更される場合があります。