子どもが歯医者を怖がる!上手に連れて行くコツと歯科選びのポイント
監修:現役の歯科医師
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子どもが歯医者を怖がる!上手に連れて行くコツと歯科選びのポイント
「歯医者に行くよ」と言ったとたんに、お子さんが泣き出してしまったり、玄関で動かなくなってしまったり…。そんな経験はありませんか?子どもが歯医者を怖がるのは、実はとても自然なことです。今回は、歯科医師の立場から、お子さんを上手に歯医者へ連れて行くためのコツと、信頼できる小児歯科を選ぶポイントをお伝えします。
なぜ子どもは歯医者を怖がるの?
子どもが歯科を怖がる理由には、いくつか共通したものがあります。
- 知らない場所・知らない人への不安
- 「キーン」という機械音や独特のニオイ
- 仰向けに寝かされて口を開けるという無防備な姿勢
- 以前に痛い思いをした記憶
- 親御さんが「痛くないからね」と言うことで、逆に「痛いのかも?」と警戒する
大人でも歯科が苦手な方は少なくありません。お子さんが怖がるのは「弱いから」ではなく、「未知への防衛本能」だとまず理解してあげましょう。
歯医者デビューを成功させる5つのコツ
1. 「痛くないよ」と言わない
逆効果になりやすい言葉です。「お口の中をピカピカにしてもらおうね」「先生に虫バイキンがいないかチェックしてもらおうね」など、ポジティブな表現に置き換えましょう。
2. 罰として歯医者を使わない
「言うこと聞かないと歯医者さんに連れて行くよ!」はNGです。歯科=怖い場所、というイメージが定着してしまいます。
3. 痛くなる前にデビューさせる
初めての歯科受診が「痛い治療」だと、トラウマになりやすいものです。1歳半〜2歳ごろのフッ素塗布や歯みがき指導など、痛みを伴わない内容からスタートするのが理想です。
4. 絵本やごっこ遊びで予習する
歯医者さんが登場する絵本を読んだり、お家でお口を開ける練習をしたりすると、心の準備ができます。
5. 終わったらたくさん褒める
泣いてしまっても、椅子に座れただけで大成功。「頑張ったね!」と認めてあげることで、次回への自信につながります。
小児歯科を選ぶときのポイント
歯科選びはお子さんとの相性が大切です。以下の点をチェックしてみてください。
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| 小児歯科の標榜 | 小児歯科専門医・認定医がいるか |
| 院内の雰囲気 | キッズスペース、明るい内装、絵本やおもちゃの有無 |
| スタッフの対応 | 子どもの目線で話してくれるか |
| 治療方針 | 無理に押さえつけず、段階的に慣らしてくれるか(TSD法など) |
| 予防重視か | フッ素塗布・シーラント・定期検診を勧めてくれるか |
気になる費用と期間の目安
保険診療の場合
- 定期検診・歯みがき指導:1回あたり 約500〜1,500円(3割負担の場合)
- フッ素塗布(保険適用の条件あり):約500〜1,000円
- シーラント(奥歯の溝を埋める予防処置):1歯あたり 約300〜500円
- 虫歯治療:1本あたり 約1,000〜3,000円
多くの自治体では「子ども医療費助成制度」により、自己負担がさらに少なくなる、または無料になる場合があります。
自費診療の場合
- 自費のフッ素塗布(高濃度・回数自由):1回 1,500〜3,000円程度
- 小児矯正(プレオルソ・床矯正など):10万〜50万円程度(医院により幅があります)
治療期間の目安
- 慣らし期間:2〜4回程度(1回15〜20分、週1〜2週間隔)
- 虫歯1本の治療:1〜3回
- 定期検診:3〜4か月に1回が推奨
お子さんの性格や虫歯の状態によって個人差があります。焦らず、お子さんのペースに合わせることが何より大切です。
親御さんへのお願い
お子さんは、親御さんの表情をよく見ています。「歯医者さん、大丈夫かな…」という不安な顔をしていると、お子さんも不安になります。「行ってみよう!」と前向きな雰囲気で送り出してあげてください。
また、虫歯ができてから慌てて連れて行くのではなく、「歯が生え始めたら歯医者デビュー」くらいの気持ちで、予防のために通うことをおすすめします。
まとめ
子どもが歯医者を怖がるのは当たり前のこと。大切なのは、無理強いせず、少しずつ慣らしていくことです。信頼できる小児歯科を見つけ、親子で「歯医者さんは怖くないところ」という体験を積み重ねていきましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。お子さん一人ひとりの状態は異なりますので、具体的な治療内容や費用については、必ずかかりつけの歯科医師にご相談ください。
参考情報
- 厚生労働省「e-ヘルスネット:う蝕(むし歯)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/ - 日本歯科医師会「テーマパーク8020:こどもの歯」
https://www.jda.or.jp/park/ - 日本小児歯科学会「小児の口腔の健康と食育の観点からの提言」
https://www.jspd.or.jp/ - 厚生労働省「歯科疾患実態調査」最新版
著者:歯科医師
🔬 専門家のひとこと|歯科医師より
「腕が悪い歯科医」より「考え方が危険な歯科医」が問題です。歯科医院選びは3点を確認してください。①診断の根拠を説明してくれる,②治療の選択肢を複数提示してくれる,③できるだけ歯を残そうとする姿勢がある。
⚕️ 医療情報についてのご注意
本記事は一般的な情報提供を目的としており,個別の診断・治療の代替となるものではありません。 症状・治療方針については,必ず歯科医師にご相談ください。 掲載情報は執筆時点のものであり,診療内容・費用・制度は変更される場合があります。
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