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専門家コラム2026-05-11最終更新:2026-06-195

子どもが歯医者を怖がる!上手に連れて行くコツと歯科選びのポイント

監修:現役の歯科医師

臨床経験をもとに本音でお伝えします|監修・編集方針を見る ›

子どもが歯医者を怖がる!上手に連れて行くコツと歯科選びのポイント

子どもが歯医者を怖がる!上手に連れて行くコツと歯科選びのポイント

「歯医者に行くよ」と言ったとたんに、お子さんが泣き出してしまったり、玄関で動かなくなってしまったり…。そんな経験はありませんか?子どもが歯医者を怖がるのは、実はとても自然なことです。今回は、歯科医師の立場から、お子さんを上手に歯医者へ連れて行くためのコツと、信頼できる小児歯科を選ぶポイントをお伝えします。

なぜ子どもは歯医者を怖がるの?

子どもが歯科を怖がる理由には、いくつか共通したものがあります。

  • 知らない場所・知らない人への不安
  • 「キーン」という機械音や独特のニオイ
  • 仰向けに寝かされて口を開けるという無防備な姿勢
  • 以前に痛い思いをした記憶
  • 親御さんが「痛くないからね」と言うことで、逆に「痛いのかも?」と警戒する

大人でも歯科が苦手な方は少なくありません。お子さんが怖がるのは「弱いから」ではなく、「未知への防衛本能」だとまず理解してあげましょう。

歯医者デビューを成功させる5つのコツ

1. 「痛くないよ」と言わない

逆効果になりやすい言葉です。「お口の中をピカピカにしてもらおうね」「先生に虫バイキンがいないかチェックしてもらおうね」など、ポジティブな表現に置き換えましょう。

2. 罰として歯医者を使わない

「言うこと聞かないと歯医者さんに連れて行くよ!」はNGです。歯科=怖い場所、というイメージが定着してしまいます。

3. 痛くなる前にデビューさせる

初めての歯科受診が「痛い治療」だと、トラウマになりやすいものです。1歳半〜2歳ごろのフッ素塗布や歯みがき指導など、痛みを伴わない内容からスタートするのが理想です。

4. 絵本やごっこ遊びで予習する

歯医者さんが登場する絵本を読んだり、お家でお口を開ける練習をしたりすると、心の準備ができます。

5. 終わったらたくさん褒める

泣いてしまっても、椅子に座れただけで大成功。「頑張ったね!」と認めてあげることで、次回への自信につながります。

小児歯科を選ぶときのポイント

歯科選びはお子さんとの相性が大切です。以下の点をチェックしてみてください。

チェック項目 ポイント
小児歯科の標榜 小児歯科専門医・認定医がいるか
院内の雰囲気 キッズスペース、明るい内装、絵本やおもちゃの有無
スタッフの対応 子どもの目線で話してくれるか
治療方針 無理に押さえつけず、段階的に慣らしてくれるか(TSD法など)
予防重視か フッ素塗布・シーラント・定期検診を勧めてくれるか

気になる費用と期間の目安

保険診療の場合

  • 定期検診・歯みがき指導:1回あたり 約500〜1,500円(3割負担の場合)
  • フッ素塗布(保険適用の条件あり):約500〜1,000円
  • シーラント(奥歯の溝を埋める予防処置):1歯あたり 約300〜500円
  • 虫歯治療:1本あたり 約1,000〜3,000円

多くの自治体では「子ども医療費助成制度」により、自己負担がさらに少なくなる、または無料になる場合があります。

自費診療の場合

  • 自費のフッ素塗布(高濃度・回数自由):1回 1,500〜3,000円程度
  • 小児矯正(プレオルソ・床矯正など):10万〜50万円程度(医院により幅があります)

治療期間の目安

  • 慣らし期間:2〜4回程度(1回15〜20分、週1〜2週間隔)
  • 虫歯1本の治療:1〜3回
  • 定期検診:3〜4か月に1回が推奨

お子さんの性格や虫歯の状態によって個人差があります。焦らず、お子さんのペースに合わせることが何より大切です。

親御さんへのお願い

お子さんは、親御さんの表情をよく見ています。「歯医者さん、大丈夫かな…」という不安な顔をしていると、お子さんも不安になります。「行ってみよう!」と前向きな雰囲気で送り出してあげてください。

また、虫歯ができてから慌てて連れて行くのではなく、「歯が生え始めたら歯医者デビュー」くらいの気持ちで、予防のために通うことをおすすめします。

まとめ

子どもが歯医者を怖がるのは当たり前のこと。大切なのは、無理強いせず、少しずつ慣らしていくことです。信頼できる小児歯科を見つけ、親子で「歯医者さんは怖くないところ」という体験を積み重ねていきましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。お子さん一人ひとりの状態は異なりますので、具体的な治療内容や費用については、必ずかかりつけの歯科医師にご相談ください。


参考情報

  • 厚生労働省「e-ヘルスネット:う蝕(むし歯)」
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
  • 日本歯科医師会「テーマパーク8020:こどもの歯」
    https://www.jda.or.jp/park/
  • 日本小児歯科学会「小児の口腔の健康と食育の観点からの提言」
    https://www.jspd.or.jp/
  • 厚生労働省「歯科疾患実態調査」最新版

著者:歯科医師

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⚕️ 医療情報についてのご注意

本記事は一般的な情報提供を目的としており,個別の診断・治療の代替となるものではありません。 症状・治療方針については,必ず歯科医師にご相談ください。 掲載情報は執筆時点のものであり,診療内容・費用・制度は変更される場合があります。